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ZenFone 3付属のイヤホン「ZenEar」は結構良いと思います



ZenFone 3(ZE520KL)に付属しているイヤホン「ZenEar」が結構気に入っています。ZenFone 2(ZE551ML)に付属していたイヤホンは何だったのかと思えるほどです。

ZenFone 2付属のイヤホンははっきり言って酷かったです。
聞いてみて、自分の中の「雑に扱ってもOKなイヤホン」に分類され、実際そんな感じで使っていました。ZenFone 3の購入を考えている際は、付属品についてUSB Type-Cのケーブルが気になるくらいで、それ以外の付属品をよく見ていませんでした。なので、開封して付属イヤホンが出てきたときは「また音質悪いんだろうな……」という気持ちでいました。

しかし、よく見ると形が全然違っていて、試しに聞いてみるとZenFone 2付属品とは全然違う聞きやすい綺麗な音になっていてビックリしました。気になったのでZenFone 3の製品ページにある仕様の書かれたPDFファイルを読むと、付属品に「ZenEar」とありました。イヤホンにも「Zen」が付けられ、本体を見るとZenFoneシリーズのアイコンでもあるスピン加工が施され、力を入れたことが伝わってきます。
(ZenEarについて調べていたら、どうやらZenFone Selfieにも付属していたようです。
ZenFone 2付属のイヤホンは何だったんだろう……。)

今回は、ZenFone 3付属のイヤホン「ZenEar」についてZenFone 2(ZE551ML)付属のイヤホンと比較しながら書いていこうと思います。

<見た目の変化>
これから並べる画像に写っているイヤホンは、左側がZenFone 2(ZE551ML)付属、右側がZenFone 3(ZE520KL)付属の「ZenEar」です。

まず、形状が変わりました。
イヤーピースの角度がボディに対し斜めになり、耳の穴の形に沿った形状となりました。ソニー、パナソニック、オーディオテクニカなど、今ではよくみる形状です。装着感が良くなり、抜けにくくなったように思います。


続いてイヤーピースです。
ZenFone 2付属は穴がガバッと開いたような形、ZenEarは穴が小さくなり、先端にかけて細くなっていく形です。ZenFone 2付属は、装着したときに耳の穴で先端がゴツッと当たることがあり、何度か装着し直すことがありました。ZenEarではそういうことがほとんどなく、長時間つけても気になりません。


プラグ部分です。
ZenEarでは金メッキとなりました。
ZenEarはケーブルの付け根付近での断線が心配です。端末をポケットなどに入れた場合、ここへの負担が大きくなりそうです。


それら以外の部分です。
ケーブルはきしめんタイプから細いタイプになりました。ケーブルは滑りにくいような感触でした。白いので、長く使っていると黒ずんできそうです。
リモコン部は形が丸みを帯びた形になりました。


<音質の違い>

・ドンシャリ傾向になりました
ZenFone 2付属は軽い音、薄い音のような感じでしたが、ZenEarではドンシャリになりました。ボンボン鳴ったりシャンシャン響いたり。極端なものではなく、それぞれの音を割りと聞き分けられるくらいで留めている印象。高域はやや伸びるように思います。

・サ行、タ行がまともに聞けるようになりました
以前はこのあたりの表現がかなりゴチャッとしていて、聞くたびに気になっていました。ZenEarでは改善され、普通に聞けるくらいになりました。

・全体的に聞きやすく、綺麗な音になりました
まとめると、はじめに書いたことの繰り返しですが、聞きやすく綺麗な音になりました。
ZenFone 2付属品は、音が薄っぺらく一つ一つの音の位置がバラバラな印象でした。ZenEarでは音の鳴っている位置が定まり、雑な感じがなくなりました。


以上、ZenFone 2付属のイヤホンと比べてみました。
思ったよりも音質と装着感が良く、しばらくはこれで十分です。

ZenEarにはハイレゾに対応した「ZenEar S」もあります。
今回書いたZenFone 3(ZE520KL)に付属している「ZenEar」(「S」なしのZenEar)はハイレゾに対応していませんので注意してください。
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